先日、仕事でお世話になっているデザイナーさんから同じ仕事でお世話になっているチームの各個人に缶バッジのプレゼントをいただきました。デザインを見ると、それぞれの名前入りかつデザインも個人をイメージして異なるデザイン。とても嬉しいサプライズでした。
後日、そのデザイン事務所に伺った際、お話をしていたついでに「そういえば、あの缶バッジみんなデザインが違いましたけど、どうやって作ったんですか?」と疑問に思っていた事を聞いてみました。デザイナーさんは「ふふっ」といたずらっぽく笑い、「実はこれなんですよ。」と見せてくれたのが、なんと子供のおもちゃ!そう、オリジナル缶バッジの製作は、子供が遊びの一環で缶バッジ製作が出来るおもちゃで作っていたのです!「これだと簡単だし、全部違うデザインの缶バッジを作ることもできるから、意外と便利なんですよね。」とのことでした。
私は興味津々となり、作り方も見せていただきました。缶バッジにしたい絵柄デザインと白い無地の缶バッジを指定の場所にセット。ハンドルをくるくる回すと出来上がりです。たったこれだけ?!とても簡単!かつ時間もかかりません。なるほど、これなら気軽に作れます。「あまりないですけど、たまーにどうしても50個とか100個とかの単位で、違うデザインの缶バッジ作ってくださいっていう依頼があって。その時はさすがにしんどいんですけどね。さすがにアシスタントにお願いして、ひたすらハンドル回させてますよ(笑)。」
オリジナルの缶バッジを作るとなると、どうしてもコスト面や手間がかかるなどが問題となり、諦めざるを得ないことも出てくるのではないでしょうか。しかし、このおもちゃであれば、1個単位からオリジナルデザインの缶バッジができます。しかも、おもちゃ自体もそんなに高くないとのことなので、初期投資のコストもそんなに高いものではありません。
唯一、マイナス点といえば、おもちゃなので缶バッジのサイズは選べないことくらいかと思います。そこは妥協が必要となるかもしれません。また、プラスチック素材のおもちゃなので、ぞんざいな扱いをすると壊れやすいのではないかという心配もあります。
とはいえ、コストや手間などを考えても、このおもちゃを利用しての缶バッジ製作は有効なのではないかな、と思います。なにより、自分でオリジナル缶バッジを製作して、それを受け取った人の喜ぶ顔が見られるのは嬉しいものです。ご自身でオリジナル缶バッジを製作したい、とお考えの方にはぜひお勧めしたい方法だな、と思いました。